テイセン版ちょっとためになる話

地震のはなし

地震とは?

地下の岩盤が急にずれ動き、壊れることがあります。このとき、周囲の大地を揺り動かします。これが地震です。地下の岩盤の動いた面積が大きいほど、大地の揺れは激しく、かつ遠くまで伝わり大地震となります。

地球の構造

  1. 地球表面を覆っている厚い岩盤の板
    (これを「プレート(地殻+上部マントル)」といい、大地や海はこの上に乗っています)
  2. 岩盤の下にあって、高温で熱対流を起こしている「マントル」
  3. 一番内側にある「核」

という三つの部分から成り立っています。

地球はよく半熟の卵に例えられます。プレートは卵の殻、マントルは白身、核は黄身というわけです。

プレートの誕生から消滅まで

海の中に海嶺(かいれい)と呼ばれる大きな山脈があります。その山頂の割れ目から、マグマ(マントルが上昇してきて融けたもの)が湧き出し、左右に流れ出しています。湧き出したマグマは、やがて冷えてプレートとなります。
こうして生まれたプレートは、年に数cmの速度で海嶺から離れるように移動していき、何億年という長い移動の果てに海溝(かいこう)という海底の谷底に沈み込んで、やがてマントルの中に消えていきます。