テイセン版ちょっとためになる話

What's LINEN?

世界の一流ホテルが、ベッド、テーブル、バスまわりに採用しているリネン。
それはお客様に、くつろいだ極上の時を約束してくれるから。
伝統に培われたリネンを、暮らしの中にとりいれてみませんか?

なめらかで、すべすべ。それがリネンです。

リネンとは、「麻」の1種です。「麻」には、20近くの種類がありますが、品質表示で「麻」と表示できるのは「リネン=亜麻(アマ)」と「ラミー=苧麻(チョマ)」の2種類だけ。
一般に"麻"の字から思い浮かぶのは「ちくちく、がさがさした夏の繊維」というイメージですが、それはリネンではなく別の品種です。
リネンは、ヨーロッパ北部など涼しい地方で栽培される、収穫量も少ない一年草です。その繊維には独特の艶があり、肌触りはなめらかですべすべ。高級ランジェリーやベビーウェアにも使われるほど上質な繊維です。さらに、リネンといえば、そのままテーブルクロスやシーツ類を意味するほど、古くから生活にとけこんできました。

古代エジプトからヨーロッパの格式へ。

古代エジプトでは、リネンは衣服や生活資材としてだけでなく、「Woven Moonlight」(月光で織られた生地)として、広く神事にも使われてきました。
古代エジプトで生まれたリネン文化は、時を経て、中世ヨーロッパに深く根づきました。とりわけアイルランドのリネン製品は、すでに17世紀から18世紀にかけて、その品質の高さからヨーロッパの伝統社会の中で確固たる地位を築きあげてきました。
ヨーロッパの上流家庭では、テーブルリネンやベッドリネンは、代々嫁ぐ日に母から娘へ、娘からまたその娘へと託される、大切な家伝の品とされています。

高機能天然素材、それがリネンです。

リネンの特徴は、ソフトですべすべした肌触りだけではありません。同じ天然素材のコットンやシルクをはるかに上回る「優れた吸水、発散、速乾性」があげられます。
寝具やパジャマなど素肌近くに使えば、吸い取った汗が、コットンのように繊維にこもることもなく蒸れずに発散され、肌はいつもサラサラで爽やか、衛生的です。
コットン以上に丈夫で、使い込むほど、洗濯するほどしなやかで肌触りがよくなる点も大きな特徴のひとつ。西欧の上流家庭で、バスまわりやキッチンまわりに日常使われてきた所以です。
長く使える、長く使いたくなる格式あるリネン製品。上質な日用品として末永くご愛用ください。