電気自動車(EV車・PHEV車)用消火器具

EV車・PHEV車のバッテリー火災に対しては、従来の消火方法では10万L以上の水を要することもあり世界各地で新たな消火器具の開発が進められています。
テイセンでは、バッテリー搭載部に穿孔し内部からの消火を行う装置や、耐火繊維による簡易水槽への水没消火など、ユニークかつ効果的なアプローチを試みる電気自動車(EV車・PHEV車)用消火器具を複数取り揃えております。
製品詳細
・Rosenbauer BEST(Battery Extinguishing System Technology)
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外部からの放水では、バッテリーを十分に冷却することができず、消火に多大な時間と水量を要することが明らかになっています。そこで、車体に穴を開け直接バッテリーに注水を行うことで迅速かつ効率的な消火を実現しました。
従来では消火に10時間を超えるとされるケースにおいて、1時間で消火を完了したという結果を残しています。また、通常の消防ポンプおよび携帯できる空気ボンベで稼働するため、場所を問わない活躍が可能です。 |
・Vetter E-VEHICLE ISOLATION SYSTEM(電気自動車隔離システム)
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とにかく時間のかかるEV車の火災に対し、車両を水没させることで、素早い鎮圧と隔離を可能にします。
EV車火災の場合、車体が鎮火されてもバッテリー部が燻り続けることが問題でした。これを、車体ごと耐火繊維のカバーで覆って内部に注水し、車両全体をまるで水槽に沈めるようにすることで解決を図りました。この状態でクレーンでの移動を行うこともでき、道路上の車両事故による火災からの復旧に、特に力を発揮します。 |
・水槽コンテナ
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電気自動車隔離システムに類似する手段として、水槽コンテナを用いることもできます。注水したコンテナを現場に輸送、車体を鎮火させた後に車をクレーンで吊ってコンテナ内に沈めます。火災車両を水没させた状態で移動できるため、こちらも道路交通の再開に有効です。また、コンテナとクレーン、コンテナ搬送車のみで完結するため、既存の設備の活用が容易であることも利点の一つです。 |
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