防災事業のご案内

救助工作車

人命救助の第一線で活躍する救助工作車(レスキュー車)。
テイセンは救助工作車のパイオニアです。

詳しくは車両カタログをご覧下さい。

製品詳細

【LL型】


救助工作車としての基本性能を備えた型式

【LS型】


テイセン救助工作車の標準型式

【HS型】

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LS型をベースに、キャブをハイルーフにした型式

【HB型】

ダブルキャブをベースにバス型に改造した型式

【HX型】

ワイドシングルハイルーフキャブをベースに、
ボデー前に隊員席を設けた、新方式ハイルーフキャビン

詳しくは車両カタログをご覧下さい。

【HX型ニューキャビン】

ダブルキャブにはない、広々とした空間と収納力の豊富さを実感できます。

詳しくは車両カタログをご覧下さい。

【ウインチ操作】(ロッツラーウインチ)

巻取装置本体をシャーシフレーム間に取り付けることで、ワイヤー取出部の前方突出量が抑えられるため、車輌運転も容易になります。又、外観的にもすっきりしたものになります。巻取方式により、2種類の設定があります。 「巻取方式と能力」

・ドラム式 最大引張能力5トン
ワイヤーを巻取段数が増えると、能力は段階的に低下
します。(ドラム式の特性)
・トライマチック式 最大引張能力【常時】5トン
引き出したワイヤーの長さに関係なく、常に最大能力を維持します。

 

【チェーンレスステップ】(フルフラットステップ)(特許登録済)


扉を開けると扉の下部がスカートボックス下側に潜り込み、そのため扉
ステップの車輌側方への張り出しが抑えられ、車輌側方のスペースがよ
り広く確保できます。
フェンダー部の扉も含め、扉を開けた時のステップは、前から後ろまで
フラットに、かつ開いた扉の先端部も一直線になり、資機材の上げ下ろし時、安心して作業ができます。ます。(フルフラットステップ)

【ユニット式積載枠】


資機材を収納する棚や枠は積載庫と一体ではなく、4つのユニット枠に
組み込まれています。(ユニット積載枠方式)枠本体は全てステンレス製のため、傷ついても錆びず、外観を維持できます。
棚は枠本体にボルトで固定されているため、上下方向に容易に移動することができます。

【手動式梯子昇降装置】(特許登録済)


全ての作業を地上から行うことができます。
オールステンレス製(一部アルミ製)のため、錆の発生が防止できます。
軽い力で動かせ、収納作業最終で自動ロックされます。

【HX型キャブ紹介ビデオ】

救助工作車はダブルキャブという、これまでの常識を覆した車輌です。
キャブ内の、特に後方隊員席の居住性を向上させ、また備品等の収納性を向上させています。
そのため、地域での一般救助活動時はもちろんのこと、緊急援助派遣活動時の長距離移動にも効果を発揮し、隊員の疲労軽減に大いに効果を発揮します。詳しくは、ビデオ(HX型キャビン内の紹介)をご覧ください。

ロッツラー 「トライマチック」 ウインチ

ロッツラーウインチに新方式モデル登場

ウインチの巻取方式がドラム式とは全く異なり、ワイヤー長さがどんな時でも、その最大引張能力が常に一定のトライマチックウインチ

製品詳細

1.形状

右の写真に示します。これまでのドラム方式とは全く異なった形状です。

2.名称&型式

名称 ロッツラー「トライマチック」ウインチ
型式 ロッツラー TR 030/6

rotzler_tr0306_01

3.ワイヤー巻取方式

方式 2ローター巻取方式
(2つのローラーにワイヤーを5~6回巻き付け、ローラーとワイヤー間の摩擦力により、ワイヤーを巻き取ります。)

4.最大引張能力

最大引張能力 常時5トン
(ワイヤー引出長さに関係なく、つまり対象物は遠くても近くても、常にその最大引張能力は変わりません。

5.引出方向

引出方向 前引きまたは前後引き(これまで通り、いずれにも対応できます。)
引出口形状 これまでのテイセン救助工作車と同じ形状です。

6.ドラム式ウインチとの違い

ドラム式 ワイヤー引出長さに応じて、段階的に最大引張能力が変化します。
ワイヤー1層目 5.0トン
ワイヤー4層目 3.7トン
(ワイヤー先端が車に近づくにつれ、能力ダウン)
トライマチック式 ワイヤー引出長さに関係なく、最大引張能力は常に一定です。
(ワイヤー先端が車に近づいても、能力はダウンしません。)

「トライマチックウインチ」の解説

1.はじめに

現在救助工作車で使用されているウインチは、どのメーカーも、また能力の違いがあってもすべてドラム式です。
ドラム式は構造が簡単ですが、ワイヤーの長さ(巻取の段数)に応じて、引張能力が変わってしまいます。
これは物理的に避けられませんが、能力ぎりぎりで使わざるを得ないとき、最初は引けたものが車両に近づくにつれて引けなくなるといった現象が出てきます。
一方ここで紹介するロッツラー社のトライマチックウインチは、ウインチの巻取方式がドラム式とは全く異なり、ワイヤー長さがどんな時でも、その最大引張能力は変わらないという優れものです。
それゆえ構造的にも複雑で、コスト的にもドラム式より割高になりますが、一方最大引張能力が変わらないことから、危機に対応する救助工作車にはもっとも適切なウインチといえるでしょう。
以下その構造や作動の原理など、簡単に解説します。
尚、ワイヤーの微妙な作動等に関してはこれまでのロッツラーウインチと同様(もしくはそれ以上)と考えてください。

2.全体形状

ウインチ本体を以下に示します。ドラム式に比べかなり複雑な構造であることがわかります。

rotzler_tr0306_02

3.作動原理

ワイヤー巻取装置の基本は、2本の溝付ローラーにワイヤーを6回程度掛けまわしたものです。ロープ先端に負荷がかかっているとロープはローラー側に締めこまれ、そこでロープとローラーとの間に摩擦力が発生します。(ロープをずらさない力)
この状態で2本のローラーが回転し、ロープを引き込んでいきます。引き込んだロープはガイドローラーに沿ってロープ収納ドラムに導かれます。ロープがドラム内側に押し込まれると、その力でドラム自身が回転します。
つまり一定の場所からロープがドラム内に押し込まれ、ドラムが回転することにより、自動的にドラム内にワイヤーが巻かれて収まっていきます。

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4.ドラム式との差

ドラム式はワイヤーをドラムに巻き付けていきます。ワイヤーを最後まで出して巻き始めたときが、もっとも引張力が大きいときです。ワイヤーを巻取り、1層目、2層目、3層目と巻太さが太くなると、引張力は段階的に減少してきます。
これは力学的に妥当なことで、ドラム方式では避けることはできません。
一方トライマチック方式は、このように引っ張り力が減少していくことはありません。それは巻き取るローラーの径が変化しないからです。
このような理由から、ワイヤー引出長さと最大引張能力の関係は、下図となります。

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5.架装形態の比較

それではどのような形で車両に架装されるのでしょうか。その形を以下に示します。

rotzler_tr0306_05

6.その他の特長

(1)最大引張能力は、常時5トンです。
(2)巻取方式ではないため、乱巻はありません。(従ってテンションローラーもありません)
(3)前引き、前後引き共取付可能です。
(4)このウインチは、ロッツラー社 トライマチック TR030/6です。

この製品に関するお問い合わせ

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 03-3281-3036