テイセン版ちょっとためになる話

地震のはなし

マグニチュードと震度について

(マグニチュード)

地下で岩盤の破壊が最初に起こった地点を震源地、破壊の起こった範囲を震源域といいます。
マグニチュードとは、この震源域の大きさを表わす指標で、数字が大きければ大きいほど震源域が広く、規模が大きいことを表わします。
大正12年(1923年)9月1日の関東大震災はM7.9でしたが、その震源域はおよそ100km×50kmで、千葉県の面積に匹敵する大きさでした。これだけの広い断面の岩盤が突然にずれ動くわけですから、巨大なエネルギーが放出され、甚大な被害が出ることになります。
なお、マグニチュードが1だけ大きくなると、地震のエネルギーは約32倍になるといわれています。

(震度)

震度とは、ある地点における揺れの度合を表す指標です。かつては体感や被害の状況などを調査して震度を推定していましたが、現在は震度計で計測するようになっています。
震度によってどのような現象や被害が発生するかの目安が気象庁から発表されています。
平成8年(1996年)10月に発表された震度階級がそれで、次の10階級に分類されています。

気象庁発表資料 震度と揺れ等の状況(概要)

震度と揺れ等の状況(概要)

※クリックすると「気象庁ホームページ」掲載のPDFを表示します